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ギア 【gear】
カテゴリ:飛行機の部分名称
飛行機が離着陸や地上走行時に使用する車輪とその脚の部分全体のこと。
ランディングギア(landing gear)、アンダーキャリッジ(undercarriage)と呼ばれることもある。
一般的な飛行機では、主翼またはその近辺の左右に2つ配した主脚(メインギア:main gear)が機体の荷重ほとんどを支える。ただ、安定のためにはもう一つギアが必要で主脚より前にあるものを「前輪式」とよび、後ろにあるものを「尾輪式」と呼ぶ。
旅客機はほぼ全てが前輪式であり、前のギアをノーズギア(nose gear)という。
人力飛行機では人力プロペラ機を中心に、プラットホーム上での滑走や地上移動などのためにギアが搭載されている。
多くは一直線上に前後2つの車輪が取り付けられた「タンデム式」といわれるギアの形式を採用している。タンデム式は一部の軍用機などにも採用されているが、不安定なために主翼にアウトリガーという補助輪を付けることが多い。ただし、鳥人間においては常に翼持ちが配備されるため車輪は2個で十分である。
またテイクオフ後、ギアは全く不要になるため、ギア自体キャスターのような軽く、簡素な作りが多い。 |
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きしゅ 【機首】
カテゴリ:飛行機の部位
飛行機の胴体前方部分を指す。
「機首を上げる」「機首を下げる」というように飛行機のピッチ方向の動作や姿勢を表す際に使う。 |
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きそく 【機速】
カテゴリ:飛行姿勢・状態
飛行機が飛ぶ際の“速さ”のこと。地面に対する速さである「対地速度」と、空気の流れに対する、「対気速度」の2つがあり、空力的性能が重視される飛行機では「対気速度」を重視する。よって、機速計には最低限「対気速度」を表示させる必要がある。
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きそくけい 【機速計】
カテゴリ:計器類
上述の機速を計測・表示するための装置。通常の飛行機ならば対気速度計と対地速度計、2つの機速計が搭載されているが、人力飛行機では対気速度計のみが主流である。パイロットは主に対気速度計を見て、飛行機が定常飛行をするのに十分な機速が出ているか、失速を防ぐためにもチェックする必要がある。
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きたい 【機体】
カテゴリ:飛行機の部分名称
飛行機の全体を指する。
場合によっては飛行機の翼を除く胴体部分を指すこともある。
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きねんひこう 【記念飛行】
カテゴリ:鳥コン用語
書類審査落選や天候などによる中止など、何らかの事情で鳥人間コンテストに出場できなかった場合に、最上級生の引退の節目として、また制作した飛行機の性能を検証することを目的として行うテストフライトのこと。飛行場を借りて行うことが多い。チームによっては「最終フライト」など呼び方は様々ある。
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きろくひこう 【記録飛行】
カテゴリ:鳥コン用語
人力飛行機の飛行データを収集する目的で行う飛行のこと。もしくは、日本新記録や世界新記録などの記録更新を目的としたフライトのこと。強豪チームなどは海や湖に隣接した飛行場や平坦地から離陸し、地元の漁船などに並走してもらう大規模な記録飛行を行う場合がある。鳥人間コンテストの場合、琵琶湖の広さに限界があるため、日本記録や世界記録に挑戦する場合はこの方法をとるしかない。また、多くの大規模記録飛行においては立会人を設け、FAI公式記録としての認定を受ける(FAI記録飛行)のが通常である。 |
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キングポスト 【king post】
カテゴリ:飛行機の部分名称
キングポストは、一般的に主翼桁と胴体桁の交差する部分に立てられる棒状の部品のこと。
ランディングワイヤーを吊るために設置する。
素材としては、CFRPパイプなどを用いることが多い、空気抵抗の低減やパイプ保護のため、スタイロフォームでフェアリングを作り、覆うことがある。
ランディングワイヤーは人力飛行機において必ずしも必要なものではないため、軽量化を重視するチームではランディングワイヤーとキングポストを省略する場合もある。
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