|
せきそう 【積層】
カテゴリ:作業工程
複合素材の中でも繊維強化プラスチックなどにおいて、炭素繊維などの強化材料を重ねる工程。プリプレグ(1方向の炭素繊維に樹脂をしみこませたシート)においては、積層計画に従って繊維方向を変えながら1枚1枚積層することで、多方向からの負荷に耐えられる素材にすることができる。
繊維強化プラスチックでは積層時に成形をすることがほとんどである。金型に合わせて手作業で繊維シートを積層し、樹脂を浸み込ませていく作業を「ハンドレイアップ」と呼ぶ。
|
|
せっけいしゅにん 【設計主任】
カテゴリ:鳥コン用語
人力飛行機チームにおいて飛行機の全体的な設計を取りまとめ、最高責任者となる役職。 |
|
せっけいず 【設計図】
カテゴリ:設計
飛行機の設計に用いる計画図。一般的には三面図のことを指すことが多い。飛行機を全面、側面、上面から投影した図の他に、寸法や基本的な機体スペックを書き込んでいく。
近年ではどのチームもCADソフトウェアによりコンピュータ上で作成することが主流になった。
|
|
ぜんえん 【前縁】
カテゴリ:飛行機の部分名称
前縁(leading edge)とは、翼型(リブ)の一番前に当たる部分。
|
|
せんかい 【旋回】
カテゴリ:飛行姿勢・状態
飛行機が円を描くように進路を変えること。
基本的には「エルロン」と「ラダー」の両方を使って飛行機をロール方向に傾けながら旋回する。
人力飛行機においてはラダーのみを搭載した飛行機が多いが、ラダーは本来旋回のために用いる装置ではない。そのため、必ずしも効率の良い旋回をしているとは言えないが、飛行機自体に高い復元力があり、飛行中に変針する必要があまりいため、軽量化のことを考えればラダーのみの搭載も有利といえる。
最近では飛行時間を競うタイムトライアル部門が登場したため、エルロンを搭載して旋回重視の機体を制作するチームも増えてきた。
|
|
せんかいはんけい 【旋回半径】
カテゴリ:航空力学
飛行機が旋回する際に描く軌道の半径。バンク角(ロール方向の傾き)と飛行速度によって計算できる。
速度から考えれば、飛行速度が速くなるにつれ、描く円が大きくなり、旋回半径も大きくなる。バンク角から考えれば、バンク角を大きくとれば理論上、旋回半径は大きくなるが、過度にバンク角を取り過ぎると飛行機の安定性は著しく低下する。また、人力飛行機の場合、バンク角を大きくとって急旋回した場合、低高度で飛ぶために主翼端を水面に接触させてしまう可能性がある。
|
|
せんびよくき 【先尾翼機】
カテゴリ:飛行機の形態
一般的に、尾翼は機体の後ろに付いているが、これが飛行機の先頭についているタイプを「先尾翼」または「カナード」と呼ぶ。
失速しにくかったり、機体を小型にできるメリットがある他、鳥人間コンテストにおいてはプラットホームからの飛び出し時に尾翼を引っかけて破損するリスクを減らすことも期待できる。
先尾翼機は必然的にコックピットが機体後部になるため、プッシャー(推進式)であることが多い。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|