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どうたい 【胴体】
カテゴリ:飛行機の部分名称
飛行機の翼、プロペラなどを除いた部分。通常の飛行機ならば胴体が客室や貨物室になるが、人力飛行機の場合は軽量化のため、コックピットを除けば骨組(胴体桁)だけであることが多い。 |
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どうたいけた 【胴体桁】
カテゴリ:飛行機の部分名称
人力飛行機の胴体を構成する骨組のこと。非対称形状の機体でなければ機体の中心線となる。
近年では胴体桁にも軽量かつ高強度なCFRPパイプが用いられることが圧倒的に多い。
胴体桁には尾翼を稼働させるためのケーブルやワイヤ(電線)を通したり、プロペラを回すためのシャフトや歯車が設置されることもある。また、胴体桁が長い場合は、輸送や格納のことを考慮して途中で分割できるようになっている。 |
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ドップラーライダ 【doppler-lidar】
カテゴリ:気象条件
正式にはドップラーライダシステムと呼ぶ。空気中の微粒子に発射したレーザー光を反射させ、受信することでその挙動を測定する機器。これにより、周囲の風速分布を詳細に観測することが可能になる。
水滴に反射させるドップラーレーダーと異なり、晴天でも使用できるため、ウィンドシア(局地的に起こる急な風の変化)対策として全国の主要空港で採用され始めている。鳥人間コンテストでは2007年の第31回大会から三菱電機の協力を得てドップラーライダシステムを導入しており、飛行経路上の風の分布をテレビ画面に表示している。 |
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ドップラーレーダー 【doppler-rador】
カテゴリ:気象条件
水滴が電波を反射する性質を利用し、気象観測を行うことができきるレーダー。ドップラー効果を応用することで観測対象の移動も把握することができ、局地的な天気の急変などにも対応できる。
鳥人間コンテストでは2010年の第33回大会から民間気象会社ウェザーニューズの協力を得て航空機搭載用小型ドップラーレーダーの改良型である「WITHレーダー」を導入している。 |
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とびきり 【飛び切り】
カテゴリ:鳥コン用語
飛行場を利用した人力プロペラ機のテストフライトにおいて、滑走路の端から端までを飛ぶこと。
飛行場テストフライトの究極形態であり、鳥人間コンテストや会場での記録飛行を除けば、制作した人力プロペラ機の飛行性能を評価するための最終目標ともいえる。
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トラクター 【tractor】
カテゴリ:飛行機の形態
プロペラが機体最前部に取り付けられているプロペラ機のこと。プロペラの力が機体を引っ張るような方式のためこう呼ばれ、「牽引式」ともいう。プラットホーム飛び出し時のプロペラ破損リスクが減らせることや、駆動装置を設置することが安易なことから、人力プロペラ機ではこちらの方が多い。 |
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とりにんげん 【鳥人間】
カテゴリ:鳥コン用語
「鳥人間コンテスト選手権大会」の略称・通称。または、鳥人間コンテストを目標とし、人力飛行機に関わる人全般を指す言葉。英語に直訳した「バードマン」と呼ばれることもある。
なお、「鳥人間」という単語は読売テレビ放送の商標登録である。 |
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とりにんげんコンテスト 【鳥人間−】
カテゴリ:鳥コン用語
「鳥人間コンテスト選手権大会」がテレビでオンエアされる際の番組名。基本的には「鳥人間コンテスト2010」といったように年号が入る。大会そのものもこの名称で呼称する人が多い。 |
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とりにんげんコンテストせんしゅけんたいかい 【鳥人間−選手権大会】
カテゴリ:鳥コン用語
大阪の準キー局「よみうりテレビ」が主催する、番組制作のための人力飛行機競技大会。英語名称は「JAPAN INTERNATIONAL BIRDMAN
RALLY」。「鳥コン」「鳥人間」と略されることもある。
毎年7月下旬、滋賀県彦根市の琵琶湖畔にある松原水泳場に特設の会場とプラットホームを設け開催される。
鳥人間コンテストの歴史は長く、2008年で32回大会を迎え、琵琶湖の夏の一大イベントとして定着している。幾度となく部門の変遷を繰り返して、現在は滑空機部門、人力プロペラ機ディスタンス部門、人力プロペラ機タイムトライアル部門の3部門が存在する。
誰でも出場できるわけではなく、設計図をはじめとした各種書類の審査をパスしたチームのみが琵琶湖での大会に出場可能。
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トリム 【trim】
カテゴリ:操縦技術
ピッチ・ロール・ヨー、これら3軸の重心まわりのモーメントが0の状態にすることを指す。この状態を機械的な調整で維持すれば、操縦装置を常に操作しなくても安定的に飛行ができる。しかしながら、人力飛行機においてはそのような装置を搭載するのが難しいので、上反角をとって復元力の大きい機体を制作したり、テストフライトを重ねることで定常飛行が容易な機体へ調節することで対処するのが一般的である。 |
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