|
たいがん 【対岸】
カテゴリ:鳥コン用語
鳥人間コンテストの離陸地点である彦根から見て琵琶湖の対岸にあたる地点のこと。飛行性能を年々伸ばしていた人力プロペラ機は、一つの目標としてこの「対岸到達」を目指していた。1998年、チームエアロセプシーが初の対岸到達を達成した。
その後も人力プロペラ機の性能は飛躍的に向上し続け、折り返しルールも導入されたことから対岸到達の意味合いは薄くなった。 |
|
たいきそくど 【対気速度】
カテゴリ:飛行姿勢・状態
空気の流れに対する飛行機の相対速度のこと。よって、対地速度が一定でも追い風ならば対気速度は遅くなり、反対に向かい風ならば対気速度は速くなる。飛行機が飛ぶための要因の多くは、翼や機体まわりの空気の流れに依存するため、飛行時は対地速度よりも対気速度の方がはるかに重要である。
|
|
たいちそくど 【対地速度】
カテゴリ:飛行姿勢・状態
飛行機の地面に対する相対速度のこと。車や鉄道で使用する「速度」もこの「対地速度」である。対気速度が一定でも追い風ならば対地速度は速くなり、反対に向かい風ならば対地速度は遅くなる。飛行機のルート算出や目的地までの飛行時間の予測はこの対地速度によって行う。 |
|
ダイダロス 【Daedalus】
カテゴリ:人力飛行史
MIT(マサチューセッツ工科大学)とNASA(アメリカ航空宇宙局)が共同開発した人力プロペラ機のシリーズ。1988年「ダイダロス'88」がギリシャのクレタ島からサントリニ島まで記録飛行を実施。ギリシャのオリンピック自転車選手をパイロットとし、115.11kmの直線飛行距離世界記録を樹立した。この記録は30年以上経過した現在でも破られていない。 |
|
ダイダロスがた 【−型】
カテゴリ:鳥コン用語
MIT(マサチューセッツ工科大学)とNASA(アメリカ航空宇宙局)が共同開発した人力プロペラ機「ダイダロス」と似たタイプの人力飛行機を指す言葉。高翼、リカンベント、前プロペラといった要素が特徴。
1988年のダイダロス号世界記録樹立以来、日本でもダイダロス型を規範とした人力飛行機が増加した。 |
|
たけしま 【多景島】
カテゴリ:鳥コン用語
琵琶湖に浮かぶ小島。プラットホームから離陸して南に針路をとるとよく映ることがある。人は住んでいないが観光地であり、彦根から船で渡ることができる。
|
|
たんそせんいきょうかプラスチック 【炭素繊維強化−】
カテゴリ:飛行機の素材
プラスチックを母材(マトリクス)とし、炭素繊維によって強化した複合素材のこと。「CFRP」とも呼ばれる。実態としては中に炭素繊維を入れることで強度を高めたプラスチックと捉える事ができる。母材であるプラスチックには熱硬化性樹脂(エポキシ樹脂など)が使用されることが多い。
鉄よりもはるかに軽く、鉄よりも強い最先端素材として、近年は航空宇宙分野で積極的に利用されている。
極限まで軽量化が要求される人力飛行機においても、この炭素繊維強化プラスチックを構造材に使用するようになってからは飛行機の性能が飛躍的に向上した。
|
|
たんそせんいクロス 【炭素繊維−】
カテゴリ:飛行機の素材
炭素繊維を織り込んで作られるシート。「生クロス」とも呼ばれる。プリプレグとは異なり、樹脂は浸み込んでいない上、繊維による一方向性は無い。あらかじめ型を用意し、その上で樹脂を浸み込ませながら積層し、固化させることで成形する。(ハンドレイアップ)
有名なものでは東レの「トレカクロス」がある。 |
|
たんぱつき 【単発機】
カテゴリ:飛行機の形態
飛行機が推進するためのプロペラやエンジンが1基だけ搭載されている飛行機のこと。
飛行機は左右対称構造が大原則のため、単発機の場合は機体の胴体中心線上にプロペラを配置することになる。
人力プロペラ機では圧倒的に単発機が多い。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|