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後縁 【こうえん】
カテゴリ:飛行機の部分名称
後縁(trailing edge)とは、翼型(リブ)の一番後ろに当たる部分で、翼の断面で一番薄くなる部分である。
一般的な航空機では、主翼の後縁部にフラップ、尾翼の後縁部にエレベータやラダーを装備する。
人力飛行機において後縁部をどのような材質で、どのように形成するかはチームによってかなり異なるが、後援部は翼全体からすると強度が出しにくく、波打ってしまうと翼の性能を十分に出し切れないため、かなりの工夫が必要になる。 |
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硬化剤 【こうかざい】
カテゴリ:溶剤・接着剤
接着剤やパテとして用いるエポキシ樹脂などが固まるのを促進する薬品。
ポリアミンや酸無水物系がよく使われる。
さらに硬化を早めたい場合はヒートガンなどを使って加熱することもある。 |
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航空機 【こうくうき】
カテゴリ:飛行機の形態
一般的に、人が乗って空中を飛行することができる乗り物をまとめて「航空機」という。
飛行機、回転翼機(ヘリコプターなど)、滑空機(グライダー)、飛行船、気球が航空機の部類に入る。
細かく考えると以下のように分類される。
軽航空機(LTA)
空気よりも軽く、そのために浮上できる航空機
■気球
■飛行船
重航空機(固定翼機)
■飛行機
■グライダー
重飛行機(回転翼機)
■ヘリコプター
■ジャイロプレーン
■転換式航空機
よって、人力飛行機における滑空機はグライダーに、人力プロペラ機は飛行機に分類される。
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航空力学 【こうくうりきがく】
カテゴリ:航空力学
航空機に影響する空力などを扱う学問。
流体力学の一分野である。
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剛性 【ごうせい】
カテゴリ:構造設計
曲げたりねじったりする外的な力に対する、材料の変形のしにくさの度合い。
CFRPなどの複合材料は繊維の方向性を考えながら積層することで剛性を強く(高剛性)することができる。
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構造設計 【こうぞうせっけい】
カテゴリ:構造設計
人力飛行機の設計において、飛行機の桁(骨組構造)やその強度について設計・計算すること。
桁の断面径、分割位置、安全率、たわみの設定や各種ワイヤーの取付位置決定など、項目は多岐にわたる。
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高速機 【こうそくき】
カテゴリ:飛行機の種類
人力プロペラ機において、高速性能を重視して設計された機体のこと。
人力プロペラ機の平均的な機速が6m/s〜7m/sであるのに対し8m/s前後の機速が出せるものを高速機と呼ぶ傾向がある。
タイムトライアル部門ができた現在では高速機への注目も集まってきている。
機速を上げるためには、機体の軽量化や小型化が不可欠で、高速機には翼面積や翼幅の減少などの工夫がされている。高速で飛べるというメリットの反面、安定した飛行を維持するためにはかなりのパワーが必要となり、パイロットにかかる負担は増え、テストフライトでは運用が難しくなる(機体を支持する人が走って追いつけないため)というデメリットもある。 |
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高度計 【こうどけい】
カテゴリ:計器類
航空機の飛行している高度を示すための計器。
主に、高度が上昇すると気圧が下がることを利用した「気圧高度計」と、地表に向けて発射した電波の反射を応用した「電波高度計」がある。
人力飛行機の場合、湖面からの高度を測定する高度計を搭載するケースが多い。
中には、レーザーの反射を利用したものもある。
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高翼機 【こうよくき】
カテゴリ:飛行機の種類
主翼が胴体上部の高い位置に取り付けられている飛行機のこと。
人力プロペラ機においてはごくわずかに低翼機が存在するが、ほとんどが高翼機である。
高翼機の場合、フライングワイヤーを導入できる上、プラットホームまで人間が支えて移動する際に持ちやすく、破損する可能性が少ないことがメリットとして挙げられる。 |
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極楽湯 【ごくらくゆ】
カテゴリ:鳥人間専門用語
株式会社極楽湯が展開する全国チェーンのスーパー銭湯。清潔で多種の風呂が楽しめるため定評がある。
極楽湯彦根店は鳥人間コンテスト会場から車で5分程度であり、周囲に銭湯があまりないため、コンテスト期間中は利用者が集中する。
■関連リンク
極楽湯 公式ホームページ |
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コックピット 【cockpit】
カテゴリ:飛行機の部位
航空機でパイロットが乗り込む操縦室のこと。
元々は鶏を抑えておくためのカゴのことだったが、同様に窮屈で閉鎖的な場所である操縦室を指す言葉となった。
人力プロペラ機の場合はパイロットシートに着席する形態で、漕ぐ際の姿勢によって「リカンベント」と「アップライト」に分けられる。滑空機はテイクオフ後に足を格納して、腹ばいやうつ伏せになる形態が一般的である。 |
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コックピットフレーム 【cockpit frame】
カテゴリ:飛行機の部位
コックピット部分の骨組みのこと。
人力飛行機においてはパイロットが乗り込むためのスペースを確保し、動力源となるペダルなどの駆動装置を取り付けるために必要である。素材はCFRPパイプの利用がほとんど。
パイロット保護や、空気抵抗低減のため、コックピットフレームを核としてフェアリングによって外装が行われる。
パイロットの体系なども考慮に入れ、空気抵抗が少なくなるような形状で、頑丈に設計する必要がある。 |
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